2021.05.31 釣りの入門ガイド

ビギナー初心者向き! 後志エリア カレイ・ホッケ エサ釣りで寿都湾で春の投げ釣りを満喫 タックル仕掛け & 釣り場ポイント紹介!

2021.05.31 釣りの入門ガイド

ビギナー初心者向き! 後志エリア カレイ・ホッケ エサ釣りで寿都湾で春の投げ釣りを満喫 タックル仕掛け & 釣り場ポイント紹介!

リポート:小林亮(札幌市)Reported by Ryo Kobayashi

難易度 ★★
数釣り度 ★★
ロマン度 ★★
グルメ度 ★★★
家計影響度 ★★

ビギナーにおすすめ

昨今、ルアーフィッシングが人気だが、「春はやっぱりカレイの投げ釣り!」という方も少なくはないと思う。

今回は寿都の磯でねらうカレイの基本のタクティクスを紹介したい。ちなみに関東出身の私は、1尾出れば卸の字という東京湾での厳しカレイ釣りを体験しているせいか、最初に北海道でカレイ釣りをしたときは驚きの連続だった。

アタリの多さ、釣れる魚のサイズ、種類の多さなど、すべてが予想以上。誇張ではなくカレイ釣りの桃源郷だと感じた。

コロナ禍によるアウトドアブームで釣りを始める人が急増しているが、私は最初のターゲットにカレイをすすめたい。キャスト、アワセ、取り込みなどが上手くいかなくても釣れる大らかさがあるからだ。実釣中は忙しすぎず、同行者からアドバイスを得やすいのもよい。それでいて食べても美味しいのだから非の打ち所がない。

カレイ&ホッケ タックル&タクティクス

マガレイを筆頭にカレイ類は好奇心旺盛で、仕掛けをサビいて食い気を誘うことがアタリを増やすコツになる。

そのため、サオとリールは自重の軽いものを用意したい。

投げサオは4.05m、オモリ負荷23~30号。基本的に硬いほうが遠投したすいものの、自分の筋力や体格に合わせることが大切。非力な人は23~25号クラスの柔らかめがベター。

リールは投げ専用の大型スピニング。35mmストロークのスプールが一般的だが、400g以下の25mmスプールを搭載したモデルだと格段にサビくのがラクだ。

ミチイトはPE0.8~1.2号。比重の重いシンキングPEはイトフケが出にくく、潮に早くなじむので使いやすい。ただ、手前に根があり、掛かった魚を早く浮かせたいポイントでは比重の軽い一般的なPEが向く。

仕掛けは自作のドウヅキ1本バリ。サビく頻度が多い場合は1本バリのほうが無駄はないと思う。装飾は好みでOK。

ただ、ビーズはアピールが魅力でも、魚がハリを深く飲んだ時、口の中に入っていると外しにくいのが難点。エサは塩イソメ。私の場合、アタリが来たらそれほど待たずに合わせるので、早く食い込むよう短めに付けている。

寿都 フィールド&アドバイス

釣り場は寿都湾の西岸がおすすめ。エリアは大きく湧けて3ヵ所。ひとつは樽岸漁港とその周辺に広がる磯。次に寿都漁港とその周辺。最後に山中海岸。

ただ、樽岸漁港周辺は海岸沿いの道が狭く、駐車スペースが少ない。春はサクラマスねらいのアングラーも多く、場所がなければ潔くあきらめて無理に停めないこと。

寿都漁港は外防波堤先端がカレイ釣りの有名ポイント。真冬からマガレイやソウハチが釣れる。カジカが多いので、エサはたっぷり用意したい。

山中海岸は広くポイントは選び放題。ホッケもよく釣れる。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、釣り自粛要請が継続して出されているケースもあるので、釣行の際は各自治体の指示に従ってください。