70オーバーのニジマスがドライで出る!6月1日洞爺湖解禁 大型ニジマス&サクラマスの釣果パターンを学ぶ!
2021年の洞爺湖釣り場情報有り!
洞爺湖のトラウトフィッシングといえば、ベイトとしてワカサギを意識した釣りが長く定番とされてきたが、近年、新たなタクティクスが見出され、選択肢が広がっている。
それもあってか数年前からは、ルアー&フライともエゾハルゼミが注目され、6月にシケーダパターンで数々の良型がキャッチされているようだ。
6月70オーバーを釣ったドライフライ
モンカゲロウのダン(亜成虫)へのライズをねらう釣りで、昨年の6月には73cmのニジマスをキャッチしたのだ。洞爺湖でも古くから、モンカゲロウのハッチがあることは知られていたが、それが好んで捕食される光景は少なかった。
なぜそんな釣りが成立したのか?
昨シーズンはワカサギが不漁だったため、シャローエリアのトラウトは別の捕食対象を求め、上(水面)を向いたのではないか。さらに、解禁日はベタナギ~さざ波という、モンカゲの釣りに向く条件だった。ということが要因として考えられる。
しかしながら、“見たことのないほど” のハッチが起こった理由については不明。それが今年も起こるのか、要注目だ。ワカサギの漁獲は今年、昨年以上の不漁が伝えられている。トラウトは今年も、上を向くかもしれない。
ニジマスの70cm超は道内でも大台といえ、それがドライフライでねらえるフィールドは貴重だろう。
昨年のサクラマスの釣果状況は
直近の解禁期間である12月1日~3月31日、サクラマスは不調だった。解禁日、釣果はふるわず、水温が高めで岸寄りしていないことが予想される。
その後、水温の低下とともに上向くことが期待されたが、低調なまま推移。例年3月、終盤に向けて活気づくが、残念ながら、その盛り上がりもないまま終了してしまった。
サクラマスの不調の原因は不明。単純に、今年産卵する年級群が少ないのか。不漁のワカサギが沖の深場に集中し、広く回遊していないのか。
いずれにしても、禁漁期間の2ヵ月を経ても状況は大きくは変わらないと予想され、サクラマスはふるわないシーズンになるかもしれない。
一方で、2014年を最後にストップしていたニジマス幼魚の放流が、2019年から、数は少なめながら再開されていおり、40cmを超える個体もいるという。今夏はさらに成長したニジマスが姿を見せてくれることが期待されている。
サクラマスの不調が気になるが、もしその流れが続くようなら、ニジマスを意識したねらい方にシフトしてみるのもよいだろう。ニジマスはサクラマスに比べ岸寄りでのヒットが多く、定番はカケアガリの前後。
ときにシャローエリアもねらいめといえる。いずれの場合も、不用意なウエーディングに注意し、静かに釣ることを心掛けたい
洞爺湖 コロナ禍での釣り場状況
古くから同湖屈指の人気ポイントとして親しまれてきた仲洞爺キャンプ場前が今夏、“釣り禁止” になってしまった。
コロナでキャンプ場の運営を中止していたところ、今夏は開場することになったが、運営上、これまでにない人数制限を行なっている。また、以前からキャンプ場内の釣りの樹種区を呼びかけていたにも関わらずほとんど周知されていなかったため、今回、釣り自粛のお願いの厳格化、事実上の “釣り禁止” にすることになった。
しかし、ルール上、場内での湖の釣りはできないものの、キャンプ場の敷地内に入らなければ、公共の水面で釣りをするのは、何ら問題はない。
コロナ対策のための急場の対応という点を考慮すれば、今夏は致し方ないのかもしれない。ちなみに、12月1日~3月31日の冬季解禁時は、キャンプ場は営業していない。
冬の釣りはOKになることを期待したいが、同町役場によれば、冬のキャンプ場営業を検討する案が浮上しており、冬も一律、“禁止” になる可能性もある。
まとめ
ニジマスの大ものが狙えることが期待できるので、準備をしておけばチャンスがくるはずだ。
その半面、釣り人のマナーの問題がクローズアップされている。近年、道内各地で、釣り人の目に余るマナー違反により、立ち入りが制限されてしまう例が散見される。
釣り場での節度のない行動は、地元の方々に迷惑を掛け、釣り人皆の不利益になってしまう。自身の行動を、今一度省みたい。
北海道の釣り情報誌ノースアングラーズでは北海道の川釣り、海釣り、湖釣りについてやビギナーのための情報も発信している。
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こちらもぜひ参考にしていただきたい。
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